この子
樋口一葉
『この子』は青空文庫で公開されている樋口一葉の短編作品。6,118文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 6,118文字 |
| 人気 | 5,384PV |
| 書き出し書出 | 口に出して私が我子が可愛いといふ事を申したら、嘸皆樣は大笑ひを遊ばしましやう、それは何方だからとて我子の憎いはありませぬもの、取たてゝ何も斯う自分ばかり美事な寶を持つて居るやうに誇り顏に申すことの可笑しいをお笑ひに成りましやう、だから私は口に出して其樣な仰山らしい事は言ひませぬけれど、心のうちではほんに/\可愛いの憎いのではありませぬ、掌を合せて拜まぬばかり辱ないと思ふて居りまする。 |
| 初出 | 「日本之家庭」1896(明治29)年1月 |
| 底本 | 樋口一葉全集第二卷 |
| 表記 |
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