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竹の里人 一

伊藤左千夫

『竹の里人 一』は青空文庫で公開されている伊藤左千夫の短編作品。1,969文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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1,969文字
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書出

同人が各自、種々なる方面より見たる故先生をあらはさむことにつとむ 考へて見ると實に昔が戀しい、明治三十三年の一月然かも二日の日から往き始めた予は、其以前の事は勿論知らぬのであるが、予が往き始めた頃はまだ頗る元氣があつたもので、食物は菓物を尤も好まれたは人も知つてゐるが、甘い物なら何でも好きといふ調子で、壯健の人をも驚かす位喰ふた、御馳走の事といつたら話をしても悦んだ程で、腰は立なくとも左の片肘を

初出「馬醉木 第二號」根岸短歌会、1903(明治36)年7月5日
底本左千夫全集 第五卷
表記
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