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月夜車

泉鏡花

『月夜車』は青空文庫で公開されている泉鏡花の短編作品。6,092文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
6,092文字
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書出

一  宴會と云ふが、優しい心ざしの人たちが、なき母親の追善を營んだ、其の席に列なつて、式も盞も濟んだ、夏の夜の十時過ぎを、袖崎と言ふ、………今年東京の何某大學の國文科を卒業して、故郷へ歸省中の青年が山の麓を川に添つて、下流の方へ車を走らして歸つて來た。

初出「毎日電報」1910(明治43)年3月6日
底本鏡花全集 巻十三
表記
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