ブンゴウサーチ

道中一枚絵 その一

泉鏡花

『道中一枚絵 その一』は青空文庫で公開されている泉鏡花の短編作品。5,324文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
5,324文字
人気
0PV
書出

「奇妙、喜多八、何と汝のやうなものでも、年に一度ぐらゐは柄に無い智慧を出すから、ものは不思議よ。然し春早々だから、縁起だ、今年は南瓜が當るかな。しかし俺も彌次郎、二ツあつた友白髮、一ツはまんまと汝に功名をされたけれども、あとの一ツは立派に負けねえやうに目覺しく使つて見せる。」と、道中二日三日、彌次は口癖のやうに言つた。

初出「文芸倶楽部 第十巻第一号」博文館、1904(明治37)年1月1日
底本鏡花全集 巻二十七
表記
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。