蒲寿庚の事蹟
桑原隲蔵
『蒲寿庚の事蹟』は青空文庫で公開されている桑原隲蔵の中編作品。13,602文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 13,602文字 |
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書き出し書出 | 本論大食人の通商西暦八世紀の初頃から、十五世紀の末に、ヨーロッパ人が東洋に來航する頃まで、約八百年の間は、アラブ人が世界の通商貿易の舞臺に立つて、尤も活躍した時代で、殊に西暦八世紀の後半に、Abb※s 王朝が縛達 Baghd※d に都を奠めて以來、彼等は海上から印度や支那方面の通商に尤も力を注いだ。 |
初出 | 「宋末の提擧市舶西域人蒲壽庚の事」東亜攻究会(上海)、1923(大正12)年11月 |
底本 | 桑原隲藏全集 第五卷 蒲壽庚の事蹟 考史遊記 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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