青空文庫で公開されている本庄陸男の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
第一章もはや日暮れであった。
とうとう癇癪(かんしゃく)をおこしてしまった母親は、削りかけのコルクをいきなり畳に投げつけて「野郎ぉ……」と喚くのであった。