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鉄砲打ちと云ふものには、よく、秋の汽車の中で出会つた。
「戸隠では、蕈(きのこ)と岩魚に手打蕎麦」私がこのように手帖に書きつけたのは、善光寺の町で知人からきかされたのによる。
戸隠の月夜は九月に這入ると、幾晩もつづいてゐた――。
信州はお隣りの越後の国にくらべると、あまり雪の多いところではありません。