岷山の隠士
国枝史郎
『岷山の隠士』は青空文庫で公開されている国枝史郎の短編作品。11,435文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 11,435文字 |
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書き出し書出 | 「いや彼は隴西の産だ」「いや彼は蜀(しょく)の産だ」「とんでもないことで、巴西の産だよ」「冗談を云うな山東の産を」「李広[#「李広」は底本では「季広」]の後裔だということだね」「涼武昭王※(りょうぶしょうおうこう)の末だよ」――青蓮居士謫仙人、李太白の素性なるものは、はっきり解っていないらしい。 |
初出 | 「大衆文芸」1926(大正15)年4月 |
底本 | 国枝史郎伝奇全集 巻六 |
表記 | 新字新仮名 |
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