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岷山の隠士

国枝史郎

『岷山の隠士』は青空文庫で公開されている国枝史郎の短編作品。9,620文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
9,620文字
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書出

1 「いや彼は隴西の産だ」 「いや彼は蜀の産だ」 「とんでもないことで、巴西の産だよ」 「冗談を云うな山東の産を」 「李広[#「李広」は底本では「季広」]の後裔だということだね」 「涼武昭王※の末だよ」  ――青蓮居士謫仙人、李太白の素性なるものは、はっきり解っていないらしい。

初出「大衆文芸」1926(大正15)年4月
底本国枝史郎伝奇全集 巻六
表記
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