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親方コブセ

金史良

『親方コブセ』は青空文庫で公開されている金史良の短編作品。8,624文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
8,624文字
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書出

X市在住土工達の親方コブセの噂はかねがね耳にはさんでいたが、私がじかに彼と会ったのは、金鵄がまだ九銭から十銭になる直前だから、ついこの間のことである。

初出「新潮 通卷四百四十四號(一月號)」新潮社、1942(昭和17)年1942(昭和17)年1月1日
底本光の中に 金史良作品集
表記
新字新仮名
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