ブンゴウサーチ

閑人詩話

河上肇

『閑人詩話』は青空文庫で公開されている河上肇の中編作品。18,615文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
18,615文字
人気
0PV
書出

佐藤春夫の車塵集を見ると、「杏花一孤村、流水数間屋、夕陽不見人、※牛麦中宿」といふ五絶を、杏(あんず)咲くさびしき田舎川添ひや家をちこち入日さし人げもなくて麦畑にねむる牛ありと訳してあるが、「家をちこち」はどうかと思ふ。

初出「河上肇著作集第9巻」筑摩書房、1964(昭和39)年12月15日
底本河上肇全集 21
表記
新字旧仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。