籠の小鳥
徳田秋声
『籠の小鳥』は青空文庫で公開されている徳田秋声の短編作品。10,169文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 10,169文字 |
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書き出し書出 | 羊三は山を見るのが目的で、その山全体を預かつてゐる兄の淳二と一緒にこゝへ来たのだつたけれど、毎日の日課があつたり何かして、つひ鼻の先きの山の蔭から濛々と立昇つてゐる煙を日毎に見てゐながら、つい其の傍まで行つて見るのが臆劫であつた。 |
初出 | 「新潮 第三十八巻第六号」新潮社、1923(大正12)年6月1日 |
底本 | 徳田秋聲全集 第14巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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