南国太平記

直木三十五

『南国太平記』は青空文庫で公開されている直木三十五の長編作品。508,398文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。

文字数
1時間〜508,398文字
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書き出し

呪殺変  高い、梢の若葉は、早朝の微風と、和やかな陽光とを、健康そうに喜んでいたが、鬱々とした大木、老樹の下蔭は、薄暗くて、密生した灌木と、雑草とが、未だ濡れていた。

初出
底本直木三十五作品集
表記
新字新仮名