老境
河井酔茗
『老境』は青空文庫で公開されている河井酔茗の短編作品。314文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 314文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 吾老いぬれど仙家に入らず茶烟軽く紅塵の裡（うち）に住む柴門を守るは吾家の月竹窓に吹くは隣家の風人来れば迎へて会ふ人去れば吾座にもどる眠り足りて夢なく起きて倦（う）むことなし昼には昼に書くことあり夜には夜に語ることあり世にあづけたるわが寿は時来らば世に返さむ草の生命はわが... |
| 初出 | 「真賢木」金尾文淵堂、1943（昭和18）年 |
| 底本 | ふるさと文学館 第三三巻 【大阪Ⅱ】 |
| 表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。