山の歓喜
河井酔茗
『山の歓喜』は青空文庫で公開されている河井酔茗の短編作品。172文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 172文字 |
| 人気 | 350PV |
| 書き出し書出 | あらゆる山が歓んでゐる あらゆる山が語つてゐる あらゆる山が足ぶみして舞ふ、躍る あちらむく山と こちらむく山と 合つたり 離れたり 出てくる山と かくれる山と 低くなり 高くなり 家族のやうに親しい山と 他人のやうに疎い山と 遠くなり 近くなり あらゆる山が 山の日に歓喜し 山の愛にうなづき 今や 生のかがやきは 空いつぱいにひろがつてゐる |
| 初出 | 「酔茗詩集」アルス、1922(大正11)年 |
| 底本 | ふるさと文学館 第三三巻 【大阪Ⅱ】 |
| 表記 |
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