一点鐘
三好達治
『一点鐘』は青空文庫で公開されている三好達治の中編作品。12,509文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 12,509文字 |
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書き出し書出 | いく年かものにまぎれて筐底にひそみゐし舊詩二章、その心あわただしくその詞もとより拙きのみか、遠き日の情懷ははた囘顧するにものうけれども、この集の著者がなほけふの日の境涯をいささかまた歌ひえたるに肖たるを覺ゆ、すてがたければとどめて序にかへんとす――一點鐘二點鐘靜かだつた靜かな夜だつた時折りにはかに風が吹いたその風はそのまま遠くへ吹きすぎた一二瞬の後いつそう靜かになつたさうして夜が更けたそん... |
初出 | ある橋上にて「四季 五七號」1941(昭和16)年5月<br>波「婦人公論」1941(昭和16)年6月<br>貝殼「婦人公論」1941(昭和16)年6月<br>既に鴎は「婦人公論」1941(昭和16)年6月<br>この浦に「文學界 八卷九號」1941(昭和16)年9月<br>重たげの夢「文學界 八卷九號」1941(昭和16)年9月<br>鴎どり「改造 二三卷七號」1941(昭和16)年4月<br>この朝「四季 五九號」1941(昭和16)年7月<br>志おとろへし日は「婦人公論」1941(昭和16)年7月<br>淺春偶語「知性」1941(昭和16)年5月<br>浮雲一片「文學界 九卷四號」1941(昭和16)年4月<br>閑雅な午前「文學界 八卷四號」1941(昭和16)年4月<br>山上の鷄「朝日新聞」1941(昭和16)年2月22日<br>きそは冬「文藝」1941(昭和16)年4月<br>風蕭々「文學界 八卷六號」1941(昭和16)年6月<br>謎の音樂「中央公論 五六卷五號」1941(昭和16)年5月<br>灰色の鴎「中央公論 五六卷五號」1941(昭和16)年5月<br>沙上「文學界 八卷九號」1941(昭和16)年9月<br>わが耳は「文學界 八卷九號」1941(昭和16)年9月<br>丘上吟「文學界 八卷一號」1941(昭和16)年1月<br>路傍吟「文學界 八卷一號」1941(昭和16)年1月<br>冬の日「文學界 八卷八號」1941(昭和16)年8月<br>あはれよしわれらの國は「婦人公論」1941(昭和16)年2月<br>南の海「文藝 四卷三號」1936(昭和11)年3月<br>合本一點鐘あとがき「合本一點鐘」創元社、1944(昭和19)年4月 |
底本 | 三好達治全集第一卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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