測量船拾遺
三好達治
『測量船拾遺』は青空文庫で公開されている三好達治の中編作品。18,846文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 18,846文字 |
| 人気 | 916PV |
| 書き出し書出 | 玻璃盤の胎児 生れないのに死んでしまつた 玻璃盤の胎児は 酒精のとばりの中に 昼もなほ昏々と睡る 昼もなほ昏々と睡る やるせない胎児の睡眠は 酒精の銀の夢に どんよりと曇る亜剌比亜数字の3だ 生れないのに死んでしまつた 胎児よお前の瞑想は 今日もなほ玻璃を破らず 青白い花の形に咲いてゐる [#改ページ] 祖母 祖母は蛍をかきあつめて 桃の実のやうに合せた掌の中から 沢山な蛍をくれるの |
| 初出 | |
| 底本 | 測量船 |
| 表記 |
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