寒林小唱
三好達治
『寒林小唱』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。879文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 879文字 |
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書き出し書出 | 山雀の嘴(はし)をたたきし板びさしはたやくだりし黄なる枯芝裸木の朴のこずゑはゆれてあれその青空をとぶ雲もなし鴉なく櫟ばやしのあらきみちけうとかりけり陽はてれれどもさねさし相模の山よ來る小鳥たかき空よりまひくだりけりはらはらと空よりくだる小鳥ありやがてかしこにしばなきにけりこの庭は鶲(ひたき)のとりの一羽きてあそぶ庭なりひるをひねもす宵ながら怠りてふすかり臥しの山の... |
初出 | |
底本 | 三好達治全集第一卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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