空林
三好達治
『空林』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。144文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 144文字 |
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書き出し書出 | 山毛欅の林楢の林白樺の林ひと年私は山に住ひ彼らの春の粧ひと彼らの秋の凋落を見たけれども彼らの裸の姿雪の上のたたずまひこそわけても私の心にしみる何故だらうそのことわけを問ひながら今日もまた林に憩ふやうやく私のものとなつたこの手足この老年が珍らしく。 |
初出 | 「文學界 三卷五號」1936(昭和11)年5月 |
底本 | 三好達治全集第一卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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