かつてわが悲しみは
三好達治
『かつてわが悲しみは』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。373文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 373文字 |
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書き出し書出 | かつてわが悲しみはかの丘のほとりにいこへりかつてわが悲しみはかの丘のほとりにいこへり五月またみどりはふかく見よかなたに白き鳥のとぶありおのが身ははやく老いしかこの日また何にいそぐやあてどなき旅のひと日の夕ぐれの汽車のまどべにかの丘はしづかに來りかの丘は來りぬかづく見よかしこになつかしきかの細路は木の間をいゆきめぐりたり見よかしこになつかしきかの細路は木の間をいゆきめぐり... |
初出 | 「朝日新聞」1940(昭和15)年5月6日 |
底本 | 三好達治全集第一卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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