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海から昇る太陽

三好達治

『海から昇る太陽』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。326文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
326文字
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書出

ああ海から昇る太陽 太陽 今しののめの 藍と薔薇との混沌を 蹴破つて昇る太陽 かの紅の かのまるく大きなる かの重たげなるもの 虚空のうちを押渡る かのまぶしきもの かの團々たる 黄金光の聖母胎 ああかの 今わが涙にまで そのほのかなる暖かみもてもの言ひかくるもの 太陽 おお太陽 海から昇る太陽 われ永く おん身の朝ごとにそこに在りて かくまるく 大きく 赤く われらが遊星の空高くはるばると さし

初出
底本三好達治全集第一卷
表記
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