世はさながらに
三好達治
『世はさながらに』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。361文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 361文字 |
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書き出し書出 | 月やあらぬ春やむかしの春ならぬわが身ひとつはもとの身にして業平かなたなる海にむかひてかしらあげさへづる鳥はこぞの春この木の枝にきて啼きし青鵐のとりかかぐはしきこのくれなゐの梅の花さけるしたかげこれやこのこぞの長椅子古りしままなほくちずしてこぞありしほとりに咲けるはしきやしたんぽぽの花宿をでてもの思ひつつゆくりなくわが來しをかべあづさゆみ春の... |
初出 | 「婦人公論」1940(昭和15)年4月 |
底本 | 三好達治全集第一卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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