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水浴び

仲村渠

『水浴び』は青空文庫で公開されている仲村渠の短編作品。192文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
192文字
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書出

海水から金が採れるといふが地球全表面その三分の二の海から幾噸の金がにぎれるか 濡れ手に千金 それを湯水のやうに浪費せばたのしからん 水のやうに金をつかふ いや 躯いつぱい水を流せば水はぜいたくな幻想となりおれのてつぺんにぜにの音がはじけ散るよ ありあまり溢れる量のやはらかく 水道の口金はじけ怒るごとく水の放出になにか溜飲のさがるやうす 水の鋼鉄にうなじを敲かし恣なるしばしのとき……

初出
底本沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ
表記
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