濡れる展望
仲村渠
『濡れる展望』は青空文庫で公開されている仲村渠の短編作品。139文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 139文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 北方に何ごとぞ雲雲を引具して空を急いだ街街は雨の喪服街はとほい街は沈むアンテナは潜望鏡をまねて雲を観た北方に何ごとぞや?欅は丘で街を観た欅は終日雲を迎へて雲を送つた欅は終日濡れる街を眺めてゐた。 |
初出 | |
底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。