十二月の島だより
泉芳朗
『十二月の島だより』は青空文庫で公開されている泉芳朗の短編作品。288文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 288文字 |
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書き出し書出 | 十二月ですねもうすっかり冬になったやうな而もまだ秋らしいやうなどちらかと言へば煮切らないお天気ですけれども矢張り島の生活はいいですよ昨日も鶯の声がピヨロピヨロやりましてねはにかみやでなきむしの僕にはぴったりふさわしい時季です机にだまりこくって「迷想」をかみしめるにとてもいい時です今日は小雨が哀しく飛んでゐますかぼちゃ畑が黄色にうるんですみっこのやぶかげからは何やら小鳥のおし... |
初出 | |
底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
表記 | 新字旧仮名 |
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