生地売り
泉芳朗
『生地売り』は青空文庫で公開されている泉芳朗の短編作品。329文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 329文字 |
| 人気 | 557PV |
| 書き出し書出 | ロシヤ人の生地売りは 山間の一軒家に宿ってゐた 「生地 日本 ウレナイ ヨカ ヨカ」 無論誰にも面と向かって語ったのではない けれど私は只一語聞いた胸に 幾回となく生地売りの言葉をくりかへした あの一晩中 山間のあばら家に耳をそばだてて ××の鋭い眼光もて探照してゐた憲兵でも 否恐らく この狭隘な山間に住む人皆に 生地売りの哀愁はわからなかった 人々は 異国人の珍奇を只むさぼり嗤った 「 |
| 初出 | |
| 底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
| 表記 |
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