街のシルヱット
山口芳光
『街のシルヱット』は青空文庫で公開されている山口芳光の短編作品。575文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 575文字 |
| 人気 | 470PV |
| 書き出し書出 | ――吾等の琉球人に贈る 遠い時と歴史が忘れて行つた一廓! こゝは無人島か骸骨島ででもあるか 午顔の咲き乱れた白日と謂ふのに 古い石垣通りには蝙蝠の魂が飛び交ひ 奥入衡門には不思議な青蚊帳が吊られて 昼の悪童の悲しき性交もあると謂ふ 印陀羅の幻図そつくりの 揺曳する妖しい影絵の国だ ああ 何にかしら祈らねばゐられぬ福樹の 森厳な黙示図絵には 何んと謂ふ赤顔童子の祈雨の火遊びが点じられてあるか ほら |
| 初出 | |
| 底本 | 沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ |
| 表記 |
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