街《或る友に》
森川義信
『街』は青空文庫で公開されている森川義信の短編作品。178文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 178文字 |
| 人気 | 251PV |
| 書き出し書出 | 枯れ葉は足につつかかり 街燈はぬれてまたたき 霧さへ降つてゐた おそい街の夜だつた お前は人の歌をそつと歌ひ お前は思い出したやうに歩いた 僕たちの街と本当に言へただらうか 美しい愛情の破片が そこに花咲いてゐただらうか あきらめたやうに枯れ葉をふみ 街燈の下を深海魚のやうに なぜ歌つて歩かねばならなかつたのだらう そんな僕たちの街ではなかつたか―― |
| 初出 | |
| 底本 | 増補 森川義信詩集 |
| 表記 |
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