青き蜜柑
森川義信
『青き蜜柑』は青空文庫で公開されている森川義信の短編作品。163文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 163文字 |
| 人気 | 481PV |
| 書き出し書出 | 愁ひ来て丘にのぼりて 酸の香る蜜柑もぐなり 悲しみの青き蜜柑を 栗林こえて見ゆるは 背きにし君の町なるぞ ゆふぐれに深く沈みて 掌にしみる青き蜜柑よ そをかみて何を思はむ 昔の日は皆空しきに ああされど君も寂しと この丘の青き蜜柑の その香りなぜか愛でたり 自らの影をふみつつ ゆふぐれの丘を下りき 掌に悲し青き蜜柑よ |
| 初出 | 「蝋人形」1937(昭和12)年7月 |
| 底本 | 増補 森川義信詩集 |
| 表記 |
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