季節抄〔梢が〕
森川義信
『季節抄』は青空文庫で公開されている森川義信の短編作品。292文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 292文字 |
| 人気 | 181PV |
| 書き出し書出 | ※ 梢が 空にとどいてゐる 美しい樹々よ 花の咲かない………… 花はなくとも ああ せめてものわが願い ※ 樹々の編む 光りのハンモツクに 僕はつつましく腰をおろす 風が静かにひかるとき ゆれないハンモツクで 僕はそつと時間をみ失ふ ※ 小さな口をあけて ぽくぽくと駆けてくる 波頭よ さうして 何も彼も洗ふがいい………… 貝殻の中の小さな海にも 冷い空が 匂ふやうに光る ※ 青い塔の半円形も |
| 初出 | 「裸群 4号」1938(昭和13)年12月 |
| 底本 | 増補 森川義信詩集 |
| 表記 |
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