季節抄〔葩束を編みながら〕
森川義信
『季節抄』は青空文庫で公開されている森川義信の短編作品。266文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 266文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 葩束を編みながら美しく羞むひとよ夕べバルコンの影の跫音の言葉ならはるかな愛情も匂ふでせう★梢に鴉の喪章はゐない***新しいアアチの青貝路にペンキの響き自転車で春の帽子がかけてくる★樹樹の梯子を登りをりして歌ふものたち***花に飾られた日射しの緑のブランコの優しい肩にのりあなたは空まで駈けあがる★雲がじぶんでドアをあける光りにまじつて小鳥の声もおちてくる... |
初出 | |
底本 | 増補 森川義信詩集 |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。