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美妙斎美妙

内田魯庵

『美妙斎美妙』は青空文庫で公開されている内田魯庵の中編作品。12,901文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
12,901文字
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書出

欧化熱の早産児丁度この欧化主義の最絶頂に達して、一も西洋、二も西洋と、上下有頂天となって西欧文化を高調した時、この潮流に棹(さお)さして極端に西洋臭い言文一致の文体を創めたのが忽(たちま)ち人気を沸騰して、一躍文壇の大立者となったのは山田美妙斎であった。

初出「きのふけふ」博文館、1916(大正5)年3月
底本新編 思い出す人々
表記
新字新仮名
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