ブンゴウサーチ

中野鈴子

『夜』は青空文庫で公開されている中野鈴子の短編作品。257文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
257文字
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書出

足を伸ばす 体の横に手を垂れて 目を閉じる ねむろうとして自分の呼吸を聞いている かならず闇がおそいかかる夜というもの 夜 夜はかならずきて わたしはかならずねむったにちがいなかった 夜が来ればねむったであろう そして夜 ねむれぬままにも ねむったであろう 五十年の美しい昼と夜 一個の生きとし生きる者として 春の花 冬の雪にも お前はいたのか お前はいたのか お前は赤ん坊でもあったのか あ

初出「ゆきのした 第十四号」1956(昭和31)年2月10日号
底本中野鈴子全詩集
表記
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