友よ 友だちよ
中野鈴子
『友よ 友だちよ』は青空文庫で公開されている中野鈴子の短編作品。260文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 260文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | わたしは 三度目の開腹手術を受けるために 行ってきます 友よ 手術をしなければならぬということは 命があるということです いろいろの 心のキズを耐え 力あつめて立ちつづけてきた 体に三度目のメスを受けねばならぬ 黄色い目じりから泪がにじんで流れようとする 友よ 手術をしなければならぬということは 命があるということです 命がなければ 誰の顔も見えなくなるではないか 誰も わたしをもう見る |
| 初出 | 「ゆきのした 第二十四号」1957(昭和32)年11月23日 |
| 底本 | 中野鈴子全詩集 |
| 表記 |
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