竹の皮の飴包み
中野鈴子
『竹の皮の飴包み』は青空文庫で公開されている中野鈴子の短編作品。495文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 495文字 |
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| 書き出し書出 | どのお菓子屋の店先もくじを当てる時のような人だかり 露店商人らは 飴市に限って軒を並べない 町の角 角に 雪があれば 雪の上 土が見えれば板を敷き 白木造りの大きな桶に 飴を山盛りにする 飴は大きな かたまり コハク色を帯びて 黒ゴマがふりかかっている 小さな城下町 小一里向こうに国境の山々がずっとつらなる 北陸の丸岡の町に 年に一度 飴市がたつ 二月はじめのこの日は 毎年吹雪く 一里四方の村 |
| 初出 | |
| 底本 | 中野鈴子全詩集 |
| 表記 |
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