月は中天に
中野鈴子
『月は中天に』は青空文庫で公開されている中野鈴子の短編作品。171文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 171文字 |
| 人気 | 230PV |
| 書き出し書出 | 土も凍る夜 友と二人 炭のない部屋にねむろうとしている われらの「戦旗」がいま 二三の女の手にカギが渡され 必死のこぶしを 彼らの靴先が踏みくだこうとしている 友の夫 わたしの兄たち いく百の前衛は牢や いく千の兵士は満洲の戦場に狩り出され 友と二人 破れた雨戸の部屋にねむろうとしている ガラスの窓に月が冴えて光る 月は中天に輝々として |
| 初出 | |
| 底本 | 中野鈴子全詩集 |
| 表記 |
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