無念女工
榎南謙一
『無念女工』は青空文庫で公開されている榎南謙一の短編作品。966文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 966文字 |
| 人気 | 215PV |
| 書き出し書出 | お早うさん 昨夜の夢は? 故郷の庭には柘榴の花が散ってるだろう けさもまた やめて帰ろと思うたが 帯はあせたし 汽車賃なしではどうにもならぬ 爪をもがれた蟹のように 冷たい石畳みをヨチヨチと私たちは工場へはいる 今日もいちんち トタン塀の中で無自由だ! 渇いて 渇いて やりきれぬ トタン塀の外は たんぽぽが咲いて乳をながしたような上天気 町の活動小屋がラッパを吹いて廻るし 糸をつなぐ手がこんなに |
| 初出 | 「プロレタリア詩」1931(昭和6)年9月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) |
| 表記 |
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