松の影
槙村浩
『松の影』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。517文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 517文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 何百年のその間村の境に立ってゐる一本松の松の影今はだん/\枯れて来て「かうまではかなく成ったか」と空をあふいで一人言「この私が生れたは丁度今からかぞへたら六百年の其の昔あちらの村の庄屋さんこゝへ私を植えたので何百年のその間こゝにかうして居たのだが始は小さい松の影だん/\大きく成って来て二つの村の人々が一日たんぼで働いたつかれをいやす松... |
初出 | |
底本 | 槇村浩全集 |
表記 | 新字旧仮名 |
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