獄中のコンミューンの戦士の詩を憶って

槙村浩

『獄中のコンミューンの戦士の詩を憶って』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。309文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。

文字数
5分以内309文字
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書き出し

コンミューンの戦士をして墓の中より起たしめよ、よし東方の墓堀り人夫らが 釘づけ、磐石の錘を据え置こうと わが森山啓氏が肩をすくめ、全身の力もて突立ち上る時 あなたはアトラスのように地球の屈辱を荷わぬだろうか わたしは獄中で 若い憂愁が瞼を襲うとき いつもあなたのコンミューンの詩を想い出した それはわたしらにとって無上の刺激剤だった 苦難の時代をわりあい間違なく進みえたことについて わたしらは心

初出
底本槇村浩詩集
表記
新字新仮名