獄中のコンミューンの戦士の詩を憶って
槙村浩
『獄中のコンミューンの戦士の詩を憶って』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。351文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 351文字 |
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書き出し書出 | コンミューンの戦士をして墓の中より起たしめよ、よし東方の墓堀り人夫らが釘づけ、磐石の錘を据え置こうとわが森山啓氏が肩をすくめ、全身の力もて突立ち上る時あなたはアトラスのように地球の屈辱を荷わぬだろうかわたしは獄中で若い憂愁が瞼を襲うときいつもあなたのコンミューンの詩を想い出したそれはわたしらにとって無上の刺激剤だった苦難の時代をわりあい間違なく進みえたことについてわたしらは心からの感謝をあなたに捧げる... |
初出 | |
底本 | 槇村浩詩集 |
表記 | 新字新仮名 |
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