餅の歌――全農の林延造氏に――
槙村浩
『餅の歌』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。1,887文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,887文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 餅とは 何と 鋤き返された幼い南の郊外の野の思い出のように 甘いものだろう! 高岡の ひとりぼっちの 叩き廻っても後の沼地一ぱいがらんどうな響きしかはね返してこぬ 豚箱の中で 僕はしみじみと生のうどんの皮をひっぺかしながら そう思った それは 青い蚊帖が雨上りの甘酸っぱい臭いをたてながら 差入れの風鈴と一しよにゆさ/\揺れていた時だった! 背の低い 長髪の いつも怒ったような顔をした それでいて |
| 初出 | |
| 底本 | 槇村浩詩集 |
| 表記 |
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