文化史上の寺田寅彦先生
中谷宇吉郎
『文化史上の寺田寅彦先生』は青空文庫で公開されている中谷宇吉郎の短編作品。4,163文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 4,163文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 現代のわが国のもった最も綜合的な文化の恩人たる故寺田寅彦先生の全貌を語ることは、今日の日本のもつ教養の最高峰を語ることであって、単に物理学の部門での先生の一門下生たる自分などのなし得るところではないかも知れないが、何人がその任に当っても恐らく非常に困難なことであろう。 |
初出 | 「大阪毎日新聞」1936(昭和11)年2月5日 |
底本 | 中谷宇吉郎集 第一巻 |
表記 | 新字新仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。