ブンゴウサーチ

かんかん虫は唄う

吉川英治

『かんかん虫は唄う』は青空文庫で公開されている吉川英治の長編作品。93,440文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
93,440文字
人気
2,089PV
書出

木靴 「食えない者は、誰でもおれに尾いて来な。晩には十銭銀貨二ツと白銅の五銭玉一ツ、みんなのポケットに悪くねえ音をさせてやるぜ」  かんかん虫のトム公は、領土の人民を見廻るように、時々、自分の住んでいるイロハ長屋の飢餓をさがし歩いた。

初出「週刊朝日」1930(昭和5)年10月号~1931(昭和6)年2月号
底本かんかん虫は唄う
表記
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。