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母親に憑る霊

田中貢太郎

『母親に憑る霊』は青空文庫で公開されている田中貢太郎の短編作品。1,234文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
1,234文字
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書出

大正八年二月二十六日、西比利亜出征の田中中佐の一隊は、過激派軍のために包囲せられて、クスラムスコエ附近で全滅したが、悲壮極まるその戦闘で、名誉の戦死を遂げた小島勇次郎と云う軍曹は、大分県大野郡東大野村の出身であった。

初出
底本伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典
表記
新字新仮名
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