魔の電柱
田中貢太郎
『魔の電柱』は青空文庫で公開されている田中貢太郎の短編作品。324文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 324文字 |
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書き出し書出 | 昭和十年九月二十八日の夜の八時比、駒込神明町行の市電が、下谷池の端の弁天前を進行中、女の乗客の一人が、何かに驚いたように不意に悲鳴をあげて、逃げ出そうとでもするようにして上半身を窓の外へ出したところで、そこにあったセンターポールで顔を打って昏倒した。 |
初出 | |
底本 | 伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典 |
表記 | 新字新仮名 |
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