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隧道内の怪火

田中貢太郎

『隧道内の怪火』は青空文庫で公開されている田中貢太郎の短編作品。336文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
336文字
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書出

兵庫県と岡山県の境になった上郡と三石間の隧道の開鑿工事は、多くの犠牲者を出してようやく竣工しただけに、ここを通る汽車は、その車輪の音までが、「骨がたりない、トコトコトン」と聞えると云って、車掌たちから恐れられていた。

初出
底本伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典
表記
新字新仮名
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