春の土へ
今野大力
『春の土へ』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。838文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 838文字 |
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書き出し書出 | 早く春になったら、どんなに楽しい事だろう、日向の小高い丘に軟く暖く香高い土があらわれて、蕗(ふき)の薹(とう)が上衣を脱ぎ、水晶の様に澄んだ水が、小川を流れ、小魚がピチピチ泳いでいる。 |
初出 | 「旭川新聞」1925(大正14)年2月3日 |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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