北海の夜
今野大力
『北海の夜』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。423文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 423文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 旗がしきりにゆれているハタハタと、又ハタハタと時には風が吹いて来てゴトンと音を立ててゆく外はほんとに暗いのだ自分よ、或る夜の事を思い出せそしてぞうっと身ぶるえ((ママ))せ今夜の雪は青白いすごい黒さが沁みている2海の妖婆が踊るよな暗い恐ろしい夜となる日本海と太平洋の沖の方に何か変りはないだろうか。 |
初出 | 「白楡 第二十五号」1923(大正12)年8月 |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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