宵の星
今野大力
『宵の星』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。236文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 236文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | あついあつい夕食後のあつさのんびりと立って見たやっぱり暑いむっちり蒸される様だひたいには汗がこんなににじむ*弟よ外へ行こう庭の石に腰をかけて鈴懸花の香をかいで青く澄み渡った北国の宵空に教えられたあの一つの星を探そう*七月七日の夜も近づいた牽牛織女の星がどこにあるかそれも探そう天の川流れるあたり天上の花のさても美しき事よ。 |
初出 | 「旭川新聞」1923(大正12)年8月3日 |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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