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路は果して何れ

今野大力

『路は果して何れ』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。462文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
462文字
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書出

生と死の路は今自分の行手にあり 自分はこの全き方向のちがった路の 何れを歩んでいるかを知らない 歩む路は一すじ ただこの一すじが 生命の歓喜へ向っているか また永遠の死へ辿っているか 自分にも解き得ざる謎 謎の日は今、日毎つづきつつある だが博士は言った 「半年か一年か保証は出来ないがね」 ここで自分の歩む路は死だと予断されている も一人の博士はただ眉をひそめて 「生死の問題よりも苦痛よりのがれ

初出
底本今野大力作品集
表記
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