路は果して何れ
今野大力
『路は果して何れ』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。549文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 549文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 生と死の路は今自分の行手にあり自分はこの全き方向のちがった路の何れを歩んでいるかを知らない歩む路は一すじただこの一すじが生命の歓喜へ向っているかまた永遠の死へ辿っているか自分にも解き得ざる謎謎の日は今、日毎つづきつつあるだが博士は言った「半年か一年か保証は出来ないがね」ここで自分の歩む路は死だと予断されているも一人の博士はただ眉をひそめて「生死の問題よりも苦痛よりのがれる方法を」と自... |
初出 | |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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