ヌタプカムシペ山脈の畔り
今野大力
『ヌタプカムシペ山脈の畔り』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。324文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 324文字 |
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| 書き出し書出 | 色づく木々の丘の上の林へ 今日一日私は出かけた めずらしい晴天である 葡萄の葉と楡と、楢と栓とそれらみんな色づいて来た 最早すべて葉を落したものもある つたをたぐって丘に登る時 私は愉快である 登って見下せば又愉快である みごもった稲田を広い平野の端から端へ 見てゆくのも愉快である いろんな野菜の収穫の終った畑も 今は黍と芋蔓がしょんぼりと残っているのみで、 麓の清い澄んだ流れは紅い木の葉を浮べて |
| 初出 | 「詩と人生」1924(大正13)年2月号 |
| 底本 | 今野大力作品集 |
| 表記 |
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