ある夜、ある宵
今野大力
『ある夜、ある宵』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。220文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 220文字 |
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書き出し書出 | ある夜はくらやみの中に妻をよびよせて話すことすべて狂人の如く*来年の三月に死ぬと自分のいのちを予言して今日すいみん剤を多量にのんだといい、胸の苦るしさを訴えて妻を涙ぐませるうそのような真実に近いようなある日の宵*しゃべるとつかれてくるにしゃべること自分でよせと思いつつもたわごとの如くしゃべくる宵。 |
初出 | |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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